米屋なのか、めし屋なのか！？前編』〜東京・渋谷区〜
【都会のオアシス：おひつ膳 田んぼ】
久し振りに胸の高鳴りが抑えきれない！
めちゃくちゃにうまいごはんを出す店に出くわした。
今日は東北出張の帰り東京で昼食をとることにした。
その日は土曜というにもかかわらず、待つことが大嫌いなわたくしは、昼のピーク時間を大幅に外し昼食を取ることにした。
行けば直にでも食べられるものと思って午後2時頃に目指す店に到着。
ところが２0名ほどでいっぱいになるぐらいの店内とはいえお客で溢れかえっているではないか。
しょうがなく店の外で待つことにする。
高松（讃岐）在住のわたくしには、この待つという行為は超有名うどん店以外ではめったにすることの無い特別な行為。
しかしそんなイラチなわたくしの心を店外にレイアウトされた稲穂が少し癒してくれる。
待つ間もおにぎりだけをテイクアウトする客が4、5名。
注文を受けてからにぎるおにぎりらしい。
店内は意外に若いスタッフが多く5名ほどでキビキビと動いている。
待つこと15分、ようやく相席で座ることが出来た。
厨房の上の"田んぼ基本食材"というところに目がいった。
米・・・・・・低農薬有機栽培米
醤油・・・・・天然醸造純正醤油
味噌・・・・・無添加天然醸造
塩・・・・・・天然ミネラル塩
海苔・・・・・佐賀有明産
立掛け看板には、本日使用のお米、"減農薬岩手江刺産ひとめぼれ"とあった。
江刺金札米という名で売れているブランド米ではあるが実際にご飯として使用している店を見るのは今日が始めてである。
わたくしはその時、数分後に訪れる衝撃の瞬間をまだ知る由もなかった。
（次号につづく）
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