米の生産者紹介【竹ノ原農園・岩部誠一】【有機栽培・石井 稔】【富山県砺波・林中部営農組合】

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お米のくりや店長が合鴨農法米の産地・竹ノ原農園に行ってまいりました! そのときの詳しい様子は「竹ノ原農園便り」でお伝えしています。是非ご覧下さい。


手を振る岩部さんご夫婦田んぼに放した合鴨に雑草を食べてもらい、フンは有機肥料になるという、農薬を一切使用しない有機栽培にて作ってもらいました。
合鴨農法では、合鴨が田んぼを泳ぐことでたくさんの酸素が土に混ざり、稲に酸素を供給し強い稲を育てることができます。

くりや の「合鴨農法米」は熊本県阿蘇外輪山の南側に位置する上益城郡矢部町の竹ノ原農園で岩部誠一さんが生産しています。
岩部さんは 長年「命の素」となる安全なお米の生産をモットーに、自然環境を大切にした完全無農薬栽培に取り組んでこられました。

岩部さんとの出会い

岩部さんご夫婦ご本人もアンテナショップとしての役割でご自身のホームページをもっていらっしゃいます。
4年ほど前にたまたま検索していくと岩部さんのサイトに行き着き早速連絡しました。

最初は警戒されていたのか、「長いお付合いが出来ないお客さんとは商売はやらん」と断られた経緯があります。もちろんやんわりとですが。

今では年に5.6回は訪れご夫婦と一緒にご飯を頂き、お客様の話やコメの品質に農法についての改良点など色々な話を出来る信頼関係が出来てきたと思っています。
こうして今皆さんともこのインターネットを通じて出会いがあった訳ですが、まさに今の時代の恩恵といいますか、本当に凄いご縁だと感謝している次第です。

以前は農協にお米を出荷していた岩部さんですがどんなに頑張ってつくったコメも農協に出すと一切個人の評価は無し。
誰が自分のコメを食べているかも分からないような仕事に嫌気がさし、平成に入って減反が一層厳しくなるにつれ、個人で販売するようになっていきました。
現在約3町歩の面積をご夫婦お二人で栽培されています。

岩部さんのこだわりその1〜合鴨農法

合鴨たちすべて合鴨農法による有機栽培で作っておられます。
岩部さん曰く「ある程度の面積をずっとやってきたからコメからはなれならんかった」とのこと。もう少し面積が少なければ、兼業農家の選択もあったかも分からないということでした。

岩部さんが合鴨農法をはじめたのは、平成元年から。
鴨に慣れるまでの間、鯉農法やコメ糠除草や色々な農法に挑戦し多くの失敗を繰り返してきました。先輩の農家の方の教えや講習を数多く受け、今では鴨との付き合い方、鴨の天敵から鴨を守る方法など、かなり確立した農法として本当に素晴らしいコメづくり名人にふさわしい知識と経験をお持ちです。

合鴨は、草を食べます。稲を食べずに田んぼに生える雑草を食べてくれます。なぜ稲を食べないのでしょう?それは、稲の丈が、合鴨よりも高いし、稲よりも生えたばかりの雑草の方が柔らかくてたべやすいからです。

それに合鴨は、うんかやイナゴなんかも食べてしまいます。 稲にとっての雑草や害虫を食べてくれるから、農薬を使わなくても良いわけです。
でも、合鴨も稲が大きくなり稲穂が実ると、稲穂を食べてしまいます。
そら合鴨もおいしいものは分かります!だから、花が咲いたら、合鴨は田んぼとさよならします。

もう一つ、合鴨が泳ぐことで、田んぼの土をかき混ぜてくれます。そうすると、酸素が土に混ざり、根から酸素が吸収されます。それに、合鴨のフンは肥料になるから、稲がよく育ちます。 合鴨に手伝ってもらうと良いことがたくさんあります。

でも、合鴨を育てたり、天敵(からすとかきつねとか…)から合鴨を守ったり、苦労も耐えません。
合鴨を田んぼにたくさん放しすぎるとエサが不足しちゃうし、少なすぎると雑草が育っちゃう。田んぼの広さに合わせて、ちょうど良い数の合鴨を入れるのも、結構大変!
そうした苦労をしながら、合鴨と一緒に稲を育んでいく農法を合鴨農法といい、その農法で作られたお米を合鴨農法米といいます。

岩部さんのこだわり その2〜土づくり

土づくり岩部さんの農法のこだわりは土づくりにもあります。
自家製の「ぼかし肥」という「ぼかし肥」は油かすや米ぬかなどの有機質肥料に土、大豆、魚かすなどを混ぜて発酵させた堆肥で、材料や作り方は人によりまちまちです。
土などで肥料分を 薄め、さらに発酵させてぼかす、ということからぼかし肥と言われています。
「ぼかし肥」は、根−微生物−土の3者の関係を健全で安定した関係にするという効果があり、その土地で生きている土着菌(微生物)をうまく利用することで、 植物の栄養吸収を良くし、植物本来の持ち味を引き出そうとするものです。

その結果、稲が丈夫になり、害虫や病気にも抵抗力があり、味も良くなるという 効果が得られます。 手間暇がかかっても、それを惜しまず納得のいくお米作っております。

恵まれた環境そして大切な水

岩部さんは人間も作物も厳しい環境で育つと良い味を出すと考えています。
標高500m〜600mの矢部町の山間地“麻山”にあります。山間地ゆえに昼夜の気温差が大きく、作物にとっては厳しい環境にあります。しかし、この環境が作物に“おいしさ”を与えてくれます。

またコメづくりに非常に大切な水についても本当にこの地区は恵まれています。
阿蘇の南外輪山に溜められた清らかでおいしいミネラルたっぷりの水がそのまま稲を育てています。作物の“命の素”である“水”がおいしさや安全性の基本です。だから信頼のできるお米が育つことができるのだと思います。
竹ノ原農園の水源は阿蘇山からしみ出したばかりの純粋な水です。
わたくしも何度か水源に案内されましたが、普段は人が行くような場所でないため本当に行くまでは大変ですが、全く自然のままで残っている水源です。

車で入っていくには限度があり後は車を降りてひたすらこのような道なき道を下っていきます。
また同じ道を上がってくるのが大変なのですわ、これが。

そしてこれをポンプで上の田んぼに汲み上げます。
山間地ゆえに高地にある田んぼに水を入れるにはこのようなポンプアップが不可欠なのです。

注いだ愛情とかけた手間だけ味に出てます。

種・製法・人…にこだわったくりやの合鴨農法米を是非ご賞味ください!

 

竹ノ原農園便り〜合鴨農法にこだわっています。

2005年6月。お米のくりや店長徳永が熊本の「竹ノ原農園」まで、産地の様子を取材に行ってきました!合鴨農法米が育てられている田んぼの様子をお伝えしていきます。

2005年6月の竹ノ原農園

熊本山都町(旧矢部町)の岩部誠一さんが作る合鴨農法米も今年は順調に生育してますよ。
上記は、5月下旬に田植えをした「ヒノヒカリ」の様子です。

去年は全国的に台風の影響を受けた16年産でした。
熊本はその中でも作況指数「77」という最悪の作柄でしたが、岩部さんの米はそんな中で全て1等米でした。

今年は天候も順調に推移しています。例年以上の出来が期待できそうです。
あとは今後台風がこないことをただ祈るばかりです。

上記は「夢ごこち」の圃場です。
分けつ期の「ガス抜き」(酸素密度を濃くするため)から根の張りを良くするための「中干し」(間断潅水による)の作業に移っているところでした。
丁度この時期(田植え1ヵ月後)を過ぎる頃から合鴨の活躍が始まります。

▲岩部さん御夫婦がお孫さんといっしょに合鴨を放す様子。「今年もがんばって働いてくれよ〜」

合鴨の「水慣らし」って知ってますか?

皆さん知ってますか?
合鴨はヒナからいきなり水に入れるのではなく、「水慣らし」という期間に一度びしょぬれ状態を経て自ら毛づくろい出来るようになって始めて田んぼに放します。
また苗も充分に根を張ってきたこの時期だから合鴨を放しても苗はしっかりしていますが、早すぎると苗を傷めてしまうことになるので合鴨を田んぼに放すタイミングも大切なんですね。

アヒルのような白い種類の鴨と真鴨タイプの黒い鴨と2種類いるのが分かりますか?
アヒルタイプは比較的おとなしく、真鴨タイプは攻撃的らしいです。
この2種類の合鴨をうまく混ぜ合わせて田んぼで仕事をしてもらうのが良いそうです。

昨年は10日ほど伺う時期が遅れたので今回のように、合鴨達をしっかりカメラに収めることが出来ませんでした。
今年はほんまいいタイミングで撮れました。(大満足)

この日の気温日中は30℃を超える天気だったので合鴨達もちょっとお疲れ気味!?のようにも見えました。それでも動くときの連帯感はとても良かったですね。こんな感じで(右上)

岩部さんご夫婦の仕事ぶりをちょっと覗いてみました。

岩部さんのこの時期の仕事は、畦畔の草刈、水管理です。特に水管理はほぼ毎日続きます。
(米屋さん仲間に聞いた話ですが、草刈は上手な人が刈ると音の強弱とリズムが一定でうるさいはずの音が逆に催眠作用さえもたらすそうです。)

奥さんは「らっきょ」の仕込みに精を出していました。
「らっきょ」は手早く処理しないと風味が落ちるそうです。
お昼に昨年漬けたらっきょを頂きましたが、歯応えしっかりのしゃきしゃきでした。
酸っぱさも好みでいっぱい食べてしまいました。

この土地の恵まれているところは、なんといっても自然環境が侵されていない点だと改めて思いました。


合鴨農法米を育てる水源へ

今回岩部さんにお願いして久しぶりに水源まで連れて行ってもらいました。僕自身も3回目ですが、普段は草木に覆われていて、普通に車で通れるような状態にない道のりです。
田んぼから垂直で約50mは離れたところに目指す水源があります。

ポンプ小屋まで行ってその仕組みを見せてもらいました。ここからポンプで水を吸上げ田んぼに送る訳です。またこの岩清水が本当にきれいでおいしいんです。僕も行くと必ず飲みますがこの湧き水もこの農園の他にまねの出来ない恵まれた点ですね。
今年は雨が少ないため、平場で稲作をしている方たちには、水不足も深刻な問題になるところがここでは全くその心配がない訳です。(香川県で暮らすもの(常に水不足)とは別世界ですわ。)

普段は岩部さんもこのポンプ小屋まで降りることはめったにありません。

遠隔操作で水を止めたり、出したりして田んぼの水管理をしています。

最後はパノラマで撮影した竹ノ原農園の圃場です。全部は写っていませんが遠くに阿蘇山が見えます。
今年もきっといい米が出来ますよ。お楽しみに!

もちろん今販売している合鴨農法米も文句なしにおいしいです!
是非お買い求めください。

 
   

おいしいお米を作ってくれている農家の皆さん

石井 稔さん

米町は中央を大河「北上川」が悠々と流れ、東に北上山地、西には豊かな田園地帯が広がる静かな町です。石井さんは無農薬生産組合の会長として、日本中の誰もがおいしくて安全なおコメを日常食として食べられる農業を普及したいと頑張っています。


◆石井さんのこだわり〜(1) 土づくり

秋の収穫期が終わるとボカシ肥料づくりを始めます。
山土ともみ殻からつくった燻炭、独自で作り出した肥料を混ぜあわせます。
土の中の微生物を活性化させ、その土が死んでしまわないように有機栽培にこだわります。

◆石井さんのこだわり〜(1) 種もみ苗

種もみ(おコメの種)は、前年の1番いい粒だけを選んでいます。
種もみの消毒も無論、薬品を一切使わない天然の温熱法です。
そして丈夫に育てるために、雪を入れたり、氷を入れたりして10℃以下の冷水に20日以上漬けます。





石井さんのこだわり〜(2) 田植え

石井さんの田植えは、苗の数をへらして風通しをよくします。そうすることで病気に強い稲をつくる訳です。
間隔を広く植えているためこれだけ稲と稲の間が開いているのがよく分かると思います。(左写真)

◆石井さんのこだわり〜(4) 草取り

無農薬栽培だから当然除草剤は使えません。
手押しの除草機を使い丁寧に草を取っていきます。暑い夏場は手で刈取ります。大変な労力です。


◆石井さんのこだわり〜(5) 天日乾燥

棒かけの作業工程です。

 

1本の棒に写真のように穂を重ねて天日で乾燥していきます。
太陽の下で茎と穂をじっくりと時間をかけて乾燥させることで養分が稲穂のすみずみまで行き届いた天日乾燥米は、凝縮された旨味と甘味が特徴の食味にあります。

石井さんのコメづくりは、健康な田んぼづくりから始まります。
そのため、肥料には特に気を遣い、自家製「米ぬかぼかし」を使用します。
これは、米ぬかと腐葉土などを混ぜ、発酵させたもの。
この中に含まれる微生物の働きで田んぼを丈夫にし、病気知らずの強い稲が育ちます。
田んぼに入れる水は、炭やカキ殻などを利用した浄化装置を通してから使っています。
また、より米のおいしさを引き出すため、栽培計画は綿密に立てられます。
コメは昼夜の寒暖差が適度にある時期に実を形成させると旨味が豊かになるためそのときに合わせて作業予定を組むのです。
そして刈取った稲は風味を守るために天日でじっくりと時間をかけて乾燥し養分が隅々まで行き届いた旨味と甘みが凝縮されたコメになるわけです。(徳永)

 

おいしいお米ができるまで

作業工程

温湯消毒(おんとうしょうどく)

作業時期:3月上旬
目的:播種(たねまき)用の種子を一定時間お湯に浸して消毒し、病害を予防する。
この方法は農薬に頼らなずに、種子を殺菌することができます。
方法としては、温湯消毒を行う時は水温を正確に保たちながら、 種モミの中心まで均等に温度を上げないといけません。
   
温湯消毒の様子1
 
温湯消毒の様子2

播種(はしゅ)

作業時期: 3月中旬
目的: 播種(たねまき)工程での芽だしをする。
最近は播種機を用いての播種が主流となっています。
写真はその播種機を使用している姿です。

播種の様子1
 
播種の様子2

ハウス搬入

作業時期:3月下旬
目的:苗作り(芽だし約1センチ頃からハウスに移して緑化する)
苗が約1センチになった頃に移して、並べます。
この後、多くの種類は葉が3,4枚(中苗)に なった頃に田植えとなります。

ハウス搬入の様子1
 
ハウス搬入の様子2

田植え

作業時期:4月下旬(てんたかく) 5月上旬〜下旬(コシヒカリ)
目的:水を張った田へと稲を植える。
いよいよ田植えとなります。
田植えは主に田植え機を使用して植えます。
綺麗に無駄なく直線で植えれるのがベストで、機械では植えれないような狭い四隅などは、
手を使って直に植えていくことも良くあります。

田植えの様子1
 
田植えの様子2

パープリア散布

作業時期:7月上旬
目的:農作物へ豊かな栄養分の吸収を高める。
機械を使用してのパープリア散布となります。
大気中の窒素を固定化しアミノ酸と有機酸を作る光合成細菌です。
この効果で有機質に富んだ土壌に改良します。
光合成細菌は、植物の成長を促進し、健康に広がる根太い茎と大きな実が形成されます。
豊かな栄養分の農作物への吸収を高めます。

パープリア散布の様子
 
パープリア
 

稲刈り直前

作業時期:8月中旬
もう稲刈り直前です。瑞々しく光る黄金色の穂が頭をもたげてます。
これまで丹念に育ててきた稲は、きっと『おいしい米』が実っているでしょう。



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